西から駆けて来た風は、東へ抜けて北上した。
風の強い一日だった。
吹きつけて、去っていった。
今日は仕事上がりにYORIZOと会って、少しの間ピエロと無邪気に戯れてから
いつものゴールドラッシュ(ハンバーグ屋)に行ったら、なんと、
強風のために早く閉店しましたと張り紙がある。
直接的な原因が強風のためなのか、それとも社員たちの働くモチベーションに
よるためなのかはっきりしなかったが、二人で顔を見合わせ、結局、花田に行った。
僕「なんで閉まってんねん」
Y「ねー」
僕「おかしいやろ」
Y「そだねー」
僕「しゃーない、花田でもいきまひょかー」
Y「ねーっ」
花田とは僕らがよく食べにいっていたラーメンとつけ麺の店だけど、
(もう一年ほど前ぐらいになるだろうか)その名も花田店長が
店内からこつ然と姿を消してからというもの、
味とサービスとがガクンと音を立てて下がってしまったため、
現在ではあまり近寄らないようにしている間柄、とまぁ、そんなラーメン屋である。
よりさんが瓶ビールをおごってくれたので二人でカウンターでサントリーのラガーをぐいっとやった。
見たことの無いラベルのラガーだったけどおいしかった。
どことなくクラシックラガーより爽やかなんだけど、モルツよりも味わいが深かったので、僕は味と質の落ちてしまった花田を少しだけ見直したのだった。
僕「これうまいですわ、ありがとうございます」
Y「ねっ、おいしいね」
僕「みたこと無い種類ですわ」
Y「ねっ」
と、まぁこの様なやりとりがいつもの二人の基本的構図(会話)である。
上の通り、よりさんはよりさん的にいつものように同調し、僕は僕で勝手に思ったことをぽんぽんと話していて、それで僕としては「なんだかここちよい」という図式が展開されてるな、よしよし今日も楽しいではないか、楽しいではないか、と心の中で(昔のお殿様みたいに)思っていたりするのだが、まぁそういったことは彼には直接伝えたことはあまり無い。
なぜって、比較的オープンな性格の持ち主であるこの僕にだって
照れというものは少なからず持っているわけで、それからそれからetc …
ということであるからして、仲良くやらせてもらっているという次第だ。
辛味噌ラーメンを胃袋にどさっと流し込んで、で、どっと出てきた汗をティッシュでぬぐって、よりさんがちょっと疲れた顔して僕に言った。
Y「久々にダーツでもいこっか」
僕「そうっすね」
Y「一時間ぐらいでも、どうかな」
僕「いいっすねー」
よりさんが提案して僕が同調するパターンだって存在する。
そりゃそうだ、そういう相互補完的な関係性が無いと(そしてそれを二人が言葉にしなくてもどっかで分かっていないと)こうして七年も一緒に創作活動や友人関係をやってこれなかっただろう、と僕は思ったりする。
それに、なにを隠そう、YORIZOは僕より10コほども年上なのである。
実際そのような諸々を彼がどのように考えているかは、正直なところ僕は彼ではないので分からない。
でも、分からないなりに、分かったりすることがある。
そして、もしかしたら、その人自身(ここで言う所のよりさん)よりも僕の方が、彼に関して説明できる事柄や事象が多いという可能性だってあるわけだ。
逆に僕には説明が出来ないような、自分自身の行動や心理的な変化などを
彼がポンッと提示できてしまう、なんてこともあるのだろう。
そのあたりの所を、今夜は音楽から導き出すとするか。
さてさて、今しがた借りてきた以下の五枚のアルバムの、どれから手を付けようかな。
辻井伸行「ムソルグスキー: 展覧会の絵」
Jason Mraz「We Sing, We Dance, We Steal Things」
斉藤和義「Golden Delicious」
eastern youth「旅路二季節ガ燃エ落チル」
Rumors Ambient Project「究極の眠れるCD」
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